PROJECT STORY 001 カスタマーサービスに関わる
システムの構築プロジェクト

プロジェクトについて

本プロジェクトでは、かんぽ生命のお客さま体験価値(CX)向上を実現することを目的とし、毎日多数のお客さまや郵便局員からのお問い合わせに対応する、コンタクトセンターのシステムを構築しました。こちらのプロジェクトは、約2,000席となるコンタクトセンターシステムを刷新した大規模なプロジェクトです。

従来は、独自の端末、電話機、サーバを利用したオンプレミス型システムで構築・運用していました。社会全体でDX、特にAIの技術革新が進む中、より柔軟でスムーズに技術革新に対応できる拡張性の高いシステムが求められていました。

本プロジェクトでは、フルクラウド環境で、クラウドサービスやAIを活用したシステムを構築し、お客さま体験(CX)の向上やオペレーター業務の効率化を実現しました。

また、開発手法は、ウォーターフォール開発&アジャイル開発を組み合わせたハイブリット開発を採用しました。

  • オンプレミス:企業が自社の建物やデータセンターにサーバーやネットワーク機器などを設置し、自分たちで運用する形態

  • フルクラウド:企業がサーバーやネットワーク機器などのIT資源をすべてインターネット経由のクラウドサービスにて利用する形態

  • ウォーターフォール:プロジェクトの要件定義、設計、開発、テスト、運用といった各工程を順番に進め、前の工程が完了してから次の工程に進む開発手法

  • アジャイル:プロジェクトを小分けにして短い期間で、要件定義~運用といった一連の開発工程を繰り返し行い、定期的に改善しながら進める開発手法

プロジェクトメンバー

K.F

専門役
2017年新卒入社

文系専攻。サービスセンターで使用する書類作成システムの開発に1年間従事したのち、Webシステムの開発に4年間従事。その後日本郵政グループ会社に出向し、リーダーとしてグループDX施策においてクラウドインフラ・運用の企画および保守・運用に2年従事。クラウドインフラ企画・保守・運用の経験を買われ、本プロジェクトにリーダーとして要件定義工程から参画。全体アーキテクチャチームのリーダーとしてプロジェクト全体の推進と音声基盤・音声認識基盤のリーダーを兼任し、パートナー含め20人規模のチームを牽引し、プロジェクトを成功に導いた。

O.H

主任
2022年新卒入社

理系専攻。カスタマーサービスシステムの前身である相談支援システム部で2年間経験を積んだ後、本プロジェクトへ参画。音声基盤および音声認識領域の設計~テストを担当。相談支援システムで培った知見を活かし、ミッションクリティカルなシステムの品質向上に寄与した。

Y.I

担当
2023年新卒入社

理系専攻。入社後はDX人財育成推進グループに配属され、クラウド技術やAIを活用したシステム開発を経験。その後、お客さま相談支援システム・カスタマーサービスシステムグループへ異動し、本プロジェクトに参画。2024年4月から、全国規模のコンタクトセンターシステム刷新プロジェクトに携わり、Salesforceを活用した応対機能の設計・開発・テストまで幅広い工程を経験し、ユーザーとコミュニケーションを取りながら、より使いやすいシステムづくりに取り組んだ。AIの開発にも携わり、AIを活用した業務効率化やお客さま対応品質向上に向けた機能開発を経験。新しい技術を積極的に取り入れながら、実際の業務課題を解決するシステム開発に取り組んでいる。

M.N

担当
2024年新卒入社

文系専攻。入社後はお客さま相談支援システム・カスタマーサービスシステムグループに配属され、本プロジェクトに参画。Salesforceを使用した応対機能の設計、開発、テスト、移行、保守と幅広い工程を担当。かんぽ生命のオペレーター業務への理解を深めるとともに、Salesforceへの知見を広げることを常に意識している。ユーザーにとってよりよいシステムとなるよう、要望に対して実装可能な機能を提案しながら開発に取り組んでいる。

K.F

担当
2025年新卒入社

文系専攻。入社後はお客さま相談支援システム・カスタマーサービスシステムグループに配属され、本プロジェクトに参画。2025年10月から、契約情報照会領域に携わり、設計・開発・テストまで幅広い工程を経験し、かんぽ生命や日本郵便の本社社員、コールセンターのオペレーター、郵便局で保険を販売しているコンサルタント職員の方々がストレスなく業務を進められるよう、より良いシステムづくりに取り組んでいる。

プロジェクトの流れ

プロジェクトメンバー対談

CHAPTER 001 全国規模のコンタクトセンターを、クラウドとAIで変えていく

K.F:

今回のプロジェクトは、かんぽ生命をはじめとするお客さまの、コンタクトセンター業務を支える新システムを構築する取り組みでした。これまで人の手で行っていた通話内容の記録や報告書作成を、クラウドや生成AIを活用して効率化する。単なるシステム更改ではなく、現場の働き方をどう変えていくかに向き合う挑戦的なプロジェクトだったと思います。皆さんも、それぞれの担当領域で責任を感じながら向き合っていましたよね。

O.H:

私たちが担当した音声領域では、お客さまとの会話を自動で文字化し、その内容を要約する仕組みを構築しました。オペレーターの方が対応後に行っていた作業を大幅に削減できるので、本来の応対業務により集中できるという意味でも、現場の方々にとって意義のある仕組みになったと思います。

Y.I:

私はオペレーターの方が利用する画面の開発を担当したのですが、実際に毎日使うシステムだからこそ、「本当に使いやすいか」を意識していました。便利な機能をつくるだけではなく、現場の方が迷わず使えるものにすることは、開発担当者にとって腕の見せ所でした。

M.N:

私は新人研修の後すぐにこのプロジェクトへ参加したのですが、最初に打診されたときは正直驚きました。全国のコンタクトセンターで利用されるシステムなので責任も大きいですし、「本当に自分が関わっていいのかな」と思ったことを覚えています。

K.F:

私も同じでした。ただ、自分たちが開発した機能が実際の業務を支えることを考えると、不安以上にやりがいを感じていましたね。全国の現場で使われるものだからこそ、自分の担当範囲にも責任を持って向き合おうという思いで必死でした。

K.F:

利用者は全国規模ですし、止めることが許されないシステムです。多くの人の業務を支える基盤をつくっているという責任感が、このプロジェクトの大きな特徴だったと思います。

CHAPTER 002 若手が主役となって挑んだ、大規模プロジェクト

K.F:

このプロジェクトは、音声認識、業務画面、契約情報照会など、さまざまな領域のチームが集まり、一つの大きなシステムを作りあげる壮大な取り組みでした。それぞれの担当領域が独立しているわけではなく、互いに連携しながら、一つの業務を支える仕組みにしていく必要もありましたよね。

M.N:

大規模案件というと、若手メンバーは補助的な作業だけを担当するイメージを持っていたのですが、実際にプロジェクトに参加すると、「その認識は間違っている」と気付きました。開発の経験が浅かった私でも、設計やテスト、移行まで幅広い業務に関わらせてもらいましたし、自分で考えて作業を進める場面も多かったです。わからないことを教わるだけでなく、自分なりに調べたり、考えたりして、相談しながら前に進めていくことが求められました。

Y.I:

私もただ降りてくる仕事をするのではなく、ユーザーと直接やり取りしながら開発を進めていました。ユーザーの要望をそのまま形にするのではなく、「どうすればもっと使いやすくなるか」を考えて自ら提案する機会もあって、チームの一員としての意識が芽生えるのも早かったです。自分の判断や提案が画面の使いやすさにつながる実感が湧いたのは嬉しかったですね。

K.F:

私は入社して間もない時期から、担当領域の設計や開発に携わらせてもらいました。もちろん先輩方のサポートはありましたが、「まずやってみよう」と任せてもらえる環境だったので、想像以上に多くの経験を積めたと思います。任せてもらえるからこそ、わからないままにせず、自分から確認する姿勢も身につきました。

O.H:

確かに経験年数だけで役割を限定するのではなく、できるところから任せて、必要なところは周囲が支える。そういう進め方ができていたと思います。若手メンバーにとっても、実践を通じて力を伸ばせる環境だったのではないでしょうか。

K.F:

そうですね。若手メンバーが実際にシステムをつくり上げる経験を積めたことは、このプロジェクトの大きな成果の一つだったと思います。単に知識を学ぶだけでなく、自分たちの手で業務を支えるシステムをつくる経験は、今後の成長にもつながるはずです。

CHAPTER 003 壁を乗り越えるカギは、コミュニケーション

M.N:

私が一番苦労したのは、意外かもしれませんが、コンタクトセンターの業務内容を理解することでした。仕様書を読んでも最初はイメージが湧かなくて、「なぜこの機能が必要なのか」がわからないこともありました。システムだけを見ていても、実際の業務の流れまではつかみきれない難しさがありました。

Y.I:

私も同じでした。でも、ここがプロジェクトの最も重要な部分といっても過言ではないんです。だから、わからないことがあればユーザーに直接確認したり、実際の画面を見ていただきつつ意見をもらったりして、徐々に理解を深めていきました。ユーザーの言葉を聞くことで、仕様書だけでは見えない使い方や困りごとが見えてきたんですよね。

K.F:

私は認識違いが起きそうなときは、文章だけで済ませずに直接話すことを意識していました。画面を一緒に見ながら説明すると、お互いの認識が一気にそろうんです。

O.H:

私が担当した音声領域では、外部パートナーと調整する場面も多くありました。特に、電話番号移行は印象に残っています。失敗するとお客さまからの電話がつながらなくなってしまうので、関係者と何度も打ち合わせを重ねながら進めました。

K.F:

このプロジェクトは、4つのチームと外部パートナーが連携して進めていたので、自分たちだけで完結する仕事はほとんどありませんでした。だからこそ、技術力以上にコミュニケーションが重要だったと思います。各チームの状況を共有しながら、全体としてどうつなげるかを考える必要がありました。

O.H:

抱え込まず、早い段階で確認することが大事でしたね。

M.N:

先輩たちが相談しやすい雰囲気を出してくれていたので、困ったことを後回しにせずに進められたのは大きかったなと思っています。わからないことを聞くのは不安でしたが、相談することで前に進める経験を重ねるうちに、自分から動けるようになりました。

CHAPTER 004 自分の成長が、誰かの役に立つ実感へ

K.F:

振り返ると、このプロジェクトで得られた一番の成果は、「システムの完成」だけではなく、「若手の成長」だったと思っています。大規模なプロジェクトの中で、一人ひとりが担当領域を持ち、責任を持ってやりきる経験ができました。

M.N:

私は開発力だけでなく、自分の考えをわかりやすく相手に伝える力も身につきました。入社当初は質問をするだけでも緊張していましたが、今では自分から提案できるようになったと感じています。自分の言葉で考えを伝え、それが開発に反映される経験は、大きな自信になりました。

K.F:

最初は不安もありましたが、少しずつできることが増えていく実感がありました。自分が開発した機能が実際の業務で使われているのを見たときは、本当に嬉しかったです。画面の向こうに、実際に使ってくださる人がいる。そのことを実感できた瞬間でした。

Y.I:

大規模なシステムでも、若手がしっかり役割を持って貢献できるということを、身を持って体験できたことは大きかったですね。年次に関係なく、任された領域に向き合い、周囲と連携しながら形にしていく。その経験が、自分自身の成長にもつながりました。

O.H:

私は技術面だけでなく、多くの関係者と連携しながら進める力が鍛えられました。今後のどんなプロジェクトでも活かせる経験になったと思います。システム開発は一人では完結しないからこそ、相手の立場を理解しながら進めることの大切さを改めて感じました。

K.F:

このチームは、困ったら相談できる雰囲気がありました。体育会系でもなく、殺伐とした空気でもない。みんなで助け合いながら進めていたからこそ、大きな挑戦を乗り越えられたのだと思います。

M.N:

若手や文系出身の人でも挑戦できる環境があります。もちろん簡単なことばかりではありませんでしたが、周囲に相談しながら一つひとつ乗り越えることで、できることが増えていきました。

K.F:

最初から完璧である必要はないと思います。私自身、先輩方に支えてもらいながら成長することができました。わからないことを素直に聞き、少しずつできることを増やしていけば、若手でもプロジェクトにしっかり貢献できると思います。

K.F:

自分の仕事が全国のユーザーを支え、その先のお客さまにつながっていく。そんなやりがいを感じられるのが、かんぽシステムソリューションズの魅力だと思います。若いうちから責任ある仕事に向き合い、周囲と協力しながら成長できる環境がある。そこに、この仕事の面白さがあると思います。

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