JUMP推進部の対談

当社の大規模プロジェクトであるJUMPプロジェクトについて、首脳陣の井戸取締役最高開発責任者、酒井専務執行役員、室井執行役員(以下敬称略にて記載)のインタビューをご紹介します

高品質、適正コスト、タイムリーな開発・運用ができるエンジニア集団

Q.1 かんぽSOLが目指すべき姿と、その中でこのJUMPプロジェクトが果たすべき役割をどのように考えていますか。

井戸:かんぽSOLは、かんぽ生命の経営理念である“いつでもそばにいる。どこにいても支える。すべての人生を、守り続けたい。”をITの力で支え、かんぽ生命の持続的成長に貢献することをミッションとしており、品質の高いシステムを、適正なコストで、タイムリーに開発・運用できる保険のエンジニア集団を目指しています。

そのために、我々は、かんぽ生命のライフラインであるシステムの円滑な保守・運営はもとより、社会や業界を取り巻く現状を見極め、デジタルトランスフォーメーションを推進することで、お客さまサービスの向上や業務の効率化を実現していく必要があると思っています。

JUMPは、“HOP, STEP, JUMP!”の“JUMP”です。かんぽSOLにとって、“HOP”とは、2011年のかんぽシステムソリューションズの立ち上げ、“STEP”は2017年に完了した次期基幹系システム更改プロジェクトを指しており、“JUMP”がこの次期オープン系システム構築プロジェクトになります。次期基幹系システム更改プロジェクトでは、かんぽ生命、かんぽSOL、パートナーが一体となって、成功に導くことができたと思っています。名実ともにかんぽ生命の唯一無二のシステム会社となるべく、JUMPプロジェクトにおいても成功を遂げ、かんぽSOLの技術をより一層確固たるものとし、お客さまサービス向上にさらに貢献するとともに、今後のデジタルトランスフォーメーションの推進に向けた土台を築いてほしいと思っています。かんぽSOLにとっての2019年度は、2011年にかんぽSOL社となって以降、最も重要な年度、そして、JUMPプロジェクトの成功こそが今後の成長に向けての大きな起点になると確信しています。

リスク管理の徹底、迅速な意思決定が成功の要諦

Q.2 JUMPプロジェクトは複数の施策、複数回のサービスインタイミング、定期改正との連携がある大規模プロジェクトとなります。これほどの大規模プロジェクトをマネージしていくうえでの一番の要諦はどの点にあると考えていますか。

酒井:私自身、次期基幹系システム更改プロジェクトで学んだことでもありますが、大規模プロジェクトの成功に向けては、リスク管理が重要です。スケジュールマイルストン、品質面・技術面での難所を捉え、そこに対して想定しうるリスクをとにかく洗い出し、先回りで対策を打てるかが成功の鍵となります。リスクが少ないプロジェクトが健全なわけではなく、リスクへの対応が明確であるプロジェクトが健全であると思います。

また、問題が発生した際の迅速なエスカレーションもプロジェクト成功にとって不可欠です。そのため、何か問題が発覚したら、自分で抱え込んだままにしないで報告をお願いしたいです。問題の早期検知や迅速な対応を実現するためには、現場での気づきを見逃さないことが重要ですね。さらには、他領域に関心を持ってほしいです。外から見ると意外に問題に気づくことがあるし、横展開できる情報に気づくことができます。

室井:様々な場面での意思決定をいかに迅速にできるかが肝だと思います。迅速な意思決定をするためには、3つのK(共通化・共有化・可視化)を実践する必要があります。

各プロジェクトや部署横断で共通化できることはないか、情報共有すべきことがないか、またそれらを可視化できる仕組みができているか、この3つのKを徹底することが意思決定時の判断材料となるため、意識して取り組んでほしいです。

中堅・若手関係なく、積極的な姿勢を期待

Q.3 中堅層、若手層に対してJUMPプロジェクトの中でどんなことを期待しますか。

井戸:中堅層には、上司たちを押し退けるくらいの気持ちでJUMPプロジェクトの成功のために力を尽くしてほしいですね。今後の次期・次々期更改やデジタルトランスフォーメーションをリーダとして推進していくのは、君たちです。そのためにJUMPプロジェクトの中で、徹底的に悩み考え、縦横無尽に行動してほしい。

若手層には、とにかく仕事を選ばずなんでも積極的に取り組み、責任を持って何かを成し遂げる経験を積んでほしいですね。そういった経験を積んでこそ、5年後10年後にリーダとして次世代を担う人材になれると思います。今後、若いうちからリーダを担う経験は多くあると思うので、まずJUMPプロジェクトから、前のめりな姿勢を期待しています。中堅層と若手層が明日の会社を創るという気概を持って行動してほしい。

酒井:井戸さんと同じ想いになりますが、JUMPプロジェクトを通して自分の意見・意志・想いを持ち、人に伝えることができるようになっていただきたいと思っています。そのためにも、是非リーダをやっていただきたいですね。リーダは、施策、チーム、タスク等のそれぞれの役割に応じた責任を持つと思いますが、役割を果たすために判断することを心がけていただきたいのと、問題が発覚したら、誰かに任せるのではなく、自ら解決に向けて動いていただきたいです。

もう一つ、打ち合わせでの発表や積極的な発言をお願いしたいですね。成長できる機会なので、他社から出向されている方へ発表を任せている状況を見ると「もったいないな」と思ってしまうことがあります。

室井:若手の方は、失敗を恐れずどんどんチャレンジしてほしいですね。JUMPのような大規模プロジェクトは絶好の機会だと思うので、臆せず前に出て、失敗から多くのことを学んでほしいと思います。

未経験の仕事を引き受けることが、成長に繋がる

Q.4 若手層にリーダとして成長をということですが、若手の時に何を大切にしてきたか教えてください。

酒井:若いときは、やるべきことに対して、あまり悩まず、とにかく一生懸命に取り組むようにしました。また、経験のない新しい仕事を喜んで引き受けるようにしてきました。過去を振り返ると、自分には、背伸びが必要な改革関連のタスクチームのリーダとなった時が一番成長できたように思っています。

室井:何事においても、自分の中で消化・理解をすることを意識していました。聞いた情報を鵜呑みにしたり、わからないままにしておくのではなく、必ず自分の目や耳で確認したことが、知識や経験に繋がったと思います。Hands onへもよく参加し、勉強していましたね。

JUMP全体をより良くする精神で

Q.5 JUMPプロジェクトの良いところ、さらに良くしていくべきところ、自身の決意についてお聞かせください。

井戸:2019.1のJUMPとして最初のサービスインを無事に乗り切ったことや、2018年12月には共通基盤更改に係るアプリを統括する組織が組成されたことを経て、JUMPがプロジェクトとして一つにまとまり始めていると感じています。これから2019.4改正と同タイミングのPT更改・サブセンタ更改のサービスイン、そして最大の山場である2020.1共通基盤更改のサービスインに向けて、一人一人の持ち場のミッションと責任を果たす一方、常に全体を俯瞰する目を持ってほしい。そして、縦のラインではなく横の繋がりを常に意識して前進し続けてもらいたい。私自身、全社員が前進し続けようとする気持ちを大切にして自由自在に動ける雰囲気作り・環境作りに努め、明日を切り開くために、応援団としてJUMPプロジェクトに関わっていきたい。

酒井:最近、JUMPプロジェクトにおいて、一歩踏み出す人がでてきたことを頼もしく思っています。さらにその数が増えてほしいですね。JUMPプロジェクト成功のために、自分自身は「すぐにやる」ということをモットーとしたいと思います。

室井:JUMPプロジェクトメンバーは各持ち場でやり遂げる力を持っているなと感じます。今後さらに良くしていくためには、のりしろを持った検討・確認を積極的に推進してほしいですね。定期改正・JUMP関係者間での密なコミュニケーションを発揮し、風通しの良い一体運営を行うことがプロジェクト完遂に繋がるので、私自身も今まで以上に積極的に関わっていきたいと思います。